初代に、無理やり大工を継がされて

初代のこと4-1】
<4回シリーズ>

こんにちは、河合工務店です。


初代の故・河合丈夫は、一流の大工だった。
二代目の孝会長にとって、師匠で父であったこの人は、
どんな存在だったのか。

pic_chirashi_07s.jpg
〈左が半纏を着た初代。右が二代目〉



||インタビュー 孝会長、初代を語る||


若い頃は、船乗りになりたくて、専門学校へ通い、
無線を習ってたよ。でも、親父が大工の仕事を
無理やり継がされた。
60年前だから、職業は親が決める時代だったしね。

だから、毎日が嫌で嫌で仕方なかった。
最初3年間は、朝から晩まで現場のゴミの片付けを
ひたすらやらされた。
その上、「仕事は盗め」と、まったく教えてくれない。

教えてくれないんだから、自分で覚えるしかない。
朝は職人が来る前に来て、夜は帰った後に残って、
彼らの手がけた技を観察する。
「継ぎ手は、仕口はこう刻むのか」と
苦労しながら学んだ。


先輩の職人は、自分の腕に誇りがあり、
技を競うところがある。
それもあってか、新米には厳しい。
仕事をやればやったで、「やりなおせ」とくる。

分からないところを、教えてくれる人もいるにはいる。
でも、聞いた直後はできても、長続きしなかった。
盗んで、体で覚えたものは忘れない。
オレはもう80歳で、
40年は自分の手で家一軒建ててないが、
「今、家をつくれ」と言われたら、つくってみせるよ。


(文責/ライター上田隆)
by 河合工務店初代のこと2021.11.12

河合工務店をしっかり支えた事務20年史

【事務員から1】

こんにちは、河合工務店です。


.jpg

ピシッと片付いた事務室。
帳簿のファイルも書棚にすっきり並ぶ。
ここで事務や経理を取り仕切っている
赤理さんに、仕事について聞いてみた。

入社したのは、20年前という。
「当時社長夫人の春子さんと、
あるセミナーで知り合った
ことたがきっかけとなり、ここで働くことに。
その頃、稔社長は20代半ばで、ちょうど建築の学校を
卒業する頃だったかしら」。


大変だったのは、イベントをどんどん
開催していたとき。
山の木の伐採ツアー、チャリティバザー、
「森のコンサート」、数々の講演会…と、
ちょっと普通の町の工務店にはない数とバラエティさ。

「会長から、『伐採ツアーのポスターが欲しい』
と言われ、急いでエクセルでつくりましたよ。
今は、社長夫人の杏奈さんが、印刷所で働いた
経験を生かして本格的にデザインされてます。
イベントが始まると、
事務ができないほど多忙になるときもありますが、
手伝うのは楽しいですね。
ここ1年半は、コロナ禍で中止していますが…」。


稔社長が就任した当時を振り返る。
「その頃、会長と春子さんが、ピースボードの旅に出て、
1年間留守をしてました。
ときたま船からFAXで
『今、地球のここらへんにいるよ〜』
と伝えてこられたもの。
稔社長は、引き継いだ業務やお客さんのことを
私に確認したりで、てんてこまいでした」。


コロナ禍の期間は、通勤電車の乗車を
遅らせたり早めたりして、
ラッシュを避けつつ週3の勤務を守った。

「会社の収益は、昨年も減ってません。
今年新築はまだありませんが、改修工事が順調です」
と、帳簿を繰る。

今日も、赤理さんは
河合工務店の事務を、キッチリ整え、
こなし、回していく。


(文責/ライター上田隆)
by 河合工務店事務員から2021.11.09

新しい木の文化をつくろう

【社会活動3】

こんにちは、河合工務店です。


t.jpg

無垢の端材で、
日本酒を美味にする木の酒杯を開発しよう。
そんな楽しい試みが、
河合工務店の一室で行われた。


河合孝会長が10種の木で作成した酒杯に、
さまざまな日本酒が注れる。
木と酒の香りを吟味するのは、共同企画者である
大妻女子大学の学生たちと
FBO(飲料専門家団体連合会)の方。

結論として、日本酒と一番相性が良いのは
やはり桧で、上品に味わえるとのこと。
一方で、マキが強い酒のクセを和らげる効果も発見。
また酒杯の口は、薄くなめらかなものがよいと判明。

これまでにない木の酒杯を世に発信したいと、
士気は高まる。


(文責/ライター上田隆)
by 河合工務店社会活動2021.11.05

端材パワーは、無尽蔵

【社会活動2-2】
<2回シリーズ>

こんにちは、河合工務店です。

1102.jpg

孝会長の発案で、
無垢材の端材は建材としても使われる。
トイレの床に敷き詰められた端材ブロックは、
傑作の利用法。

上のイラストの事例では桧。
仄かに香る、品の良い防臭剤になっている。

水にも強い桧。
断面の木目も美しく、ずらり並ぶことで
リズム感が出て面白い。
ぐるりと囲む杉の腰板との相乗効果で、
爽やかな空間に。

現場で出た端材は、小学校や木工教室に無償で
配ることも。
カンナ屑だって「枕に入れると安眠効果がある」と、
提案する。

あの手この手で端材の使い方を工夫するのは、
木の可能性を多くの人に伝えたいから。


(文責/ライター上田隆)
by 河合工務店社会活動2021.11.02

「まるっ」と癒しグッズに

【社会活動2-1】
<2回シリーズ>

こんにちは、河合工務店です。


[1.jpg

現場で出た無垢材も、アイデア一つで有効活用。
仕事の合間に尖った端羽を、回転式の削り機で
きれいに丸める。手のひらに収まるサイズ。
握ると気持ち良く、なごむ。

この丸い端材を、なんと入浴剤に。
15個ほどを網に入れ、
「癒しの湯 香の桧」というラベルを付けたもの。
湯船に浮かべると、ふわりと木の香りに包まれ、
体の芯からリラックス。

「ライフデザイン」を学ぶ女子学生たちは、
丸い端材で、携帯ストラップを、
河合工務店の事務所で作成。
とってもかわいい仕上がりに。
木に無駄なし。


(文責/ライター上田隆)
by 河合工務店社会活動2021.10.29

Copyright © KAWAI-KOUMUTEN All Rights Reserved.